うめ*かな ~トイプードル梅とアスペルガーな私~

先天性白内障のトイプードル梅と、アスペルガー症候群と診断された20代女性の日常を綴っています。

【アスペルガーと犬との関係について考える】梅に対する私の気持ちの変化②

こんにちは、香菜恵です。


最近は朝晩冷えますね。
11月13日で1歳になる梅は、数日前からひとりで寝る練習をしています。


今までは、私の部屋に連れて行って、簡易的なサークルのなかで寝せていたのですが、
出入り口を開けておいて、自由に出入りできるように変更しました。

夜中に起きて、遊んでいるんじゃないかと心配しましたが、
今のところ、朝までおとなしく寝ているようです。

良かった。


今回は、以前書いていた「梅に対する私の気持ちの変化」の続きを書いていきたいと思います


梅に対する気持ちの変化②

数日前、障害者手帳の申請に行って、大きなストレスがかかった私は、
その日の夜に、今までで1番か2番目にひどいパニックを起こしました。

呼吸困難になって、ハーハー言ってる私を、
トイプードルの梅はパタパタ見てました。

パニックが終わって少し落ち着いた頃、梅が側に来ました。

いつもは「撫でて~」と寄ってきて、撫でてあげないとすぐどこかに行ってしまうのですが、その時は違いました。

黙って背中とおしりをぴったり私にくっつけて、ずっとそばにいてくれました。
まるで「梅がいるから大丈夫だよ」と言ってくれてるみたいでした。

そのうち梅は寝てしまったのだけど、その小さな体がすごく暖かかったです。

私はそれが嬉しくて嬉しくて、涙がポロポロ止まりませんでした。


小学生の時にいじめに合って不登校になって以来、誰も信じられなくなって、
いつ、誰に、攻撃されるか、傷つけられるかと怯えながら生きてきたので、
誰かがただ一緒にいてくれるというのが、すごくすごく嬉しかったのです。

そこで初めて、梅は私のことを責めたり傷つけたりする存在ではないということに気づきました。

それだけで、梅に少し心を許せるようになったと思います。

今まで一緒にいるとリラックスできないと思ってましたが、
本当は、私にとって1番安心できる存在というのが梅だったみたいです。


その日は、なんだか久しぶりに「幸せ」を感じました。


本当に単純だけれど、それ以来、
前回書いた「心の奥の方は何も動いていないというか、空っぽというか、すごく冷たいような感じ」というのがなくなりました。
あくまで梅に対してですが。

一緒にいるときに笑うことも増えました。

それに、なぜだか分からないけど、梅に話しかけるときのしゃべり方がムツゴロウさんみたいになりました。
気がつくと「よーしよしよしよし、良い子だね~えらいね~」って言ってます。


あと、朝起きたとき、梅が尻尾をブンブン振って、歓迎してくれるようになりました。
梅も、私の気持ちの変化に気づいたのかな?

犬もそうだけど、動物って自分のことが好きな人を好きになってくれるような気がします。


こういうことって、犬を飼わなかったら経験できなかったことだ思うし、
人の気持ちを読み取ることが困難で、人間関係がうまく築けないというアスペルガーの人には特に、
犬と暮らすということを考えてみて欲しいです。

大変なこともあるけれど、その分嬉しいことも経験できますし。


私はたぶん普通の人より、仲良くなるのに時間がかかってしまうのだと思うけれど、
これからもっと梅と仲良くなれたら良いな。